経済の変化

スーツの男性

リーマンショック以降、企業の節約志向の影響で貸事務所市場も悪化の一路にありました。都心から郊外へ転出したり、賃借面積を大幅に縮小するケースが散見されました。ここに来てアベノミックス効果もあり日本の経済は回復基調を示しており、加えての円安で企業業績が改善しております。雇用についても新卒採用の増加等貸事務所市場を取り巻く環境は大幅に改善しております。賃料についても以前はフリーレント期間を設けてもテナントが決まらず、なかには引っ越し費用や内装費を負担してテナント誘致を競っておりましたが、現在ではこうしたことをやらなくてもテナントの入居希望が出ています。三大都市圏では既に新規賃料は上昇を見せており、継続賃料についても値上げの動きが出ています。

貸事務緒の賃料は需給によって決まっています。日本経済はバブル崩壊後長期のデフレに苦しんできました。しかしながら、貸事務所の市場ではリーマンショック前にミニバブルが発生しており、賃料水準が大きく上がった経験があります。しかしながらリーマンショックの影響は貸事務所の市場を大きく揺さぶり、賃料水準が半分くらいに下落するという事態になりました。バブル以前に計画した貸事務所を目的としたビルが大量に供給されたことも一因です。こうした需給の偏りもようやく改善さててきていると同時に新規の貸事務所を目的としたビルの建設も少なくなったため、空室率の改善を伴い、賃料の上昇が見られるようになりました。今後はビルの計画の増加が予測されており、景気回復と企業業績の改善がどこまで続くかが鍵となります。